2023年北欧、夏至の頃

 

2023年夏、北欧の一番良い季節といわれる夏至の頃 、

 

買付とともに早い夏休みを頂きぐるりと各国を周ってきました。

 

コロナ禍も一段落、日本の空港も制限がほぼ撤廃され出入国はスムーズに。

 

行きも帰りも飛行機の搭乗率は90%から満席近くくらいでしょうか?

 

もちろん、北欧各国は何もなかったような以前通りです。

 

 

 

今回はデンマークのコペンハーゲンから入り、デンマークとスウェーデン南部、

 

フィンランドを周る日々の約3週間の日程でしたが

 

後半から親方(奥)も 渡欧合流し 3日間くらいは港街を散策したり、森へトレッキングしたり、知人の別荘へ行ったり、

 

パン屋さん巡りをしたり 今までしたことがない北欧の夏を楽しみました。 

 

よく似た北欧の各国ですが 街も人も微妙にそれぞれが違って、

 

何度いっても新たな発見や気づきがあり 小さな町へ行けばいくほど

 

温かみあるふれあいに感謝する日々でした。

 

 

※昼間は半そで朝夕はロンTか薄手のはおりで十分、とても過ごしやすい気候でした。

 

 

 

 

 

どのエリアにも 心地よい散歩コースがあり、毎朝の日課となりました。

フィンランドの知人の別荘は島にあり ボートでしか行くことができない離島。

 

電気(海底ケーブル)は通っていますが、水道やガスはなく水はとても貴重。

 

トイレやシャワーも雨水を貯めて利用したり、水道はろ過装置がしっかり備わって

いて何の不自由はありません。

 

お家は信じられないほど素敵で 海をみながら食事できる海上デッキでのウェルカムドリンク、

いったい何部屋あるの?と思うほど幾つものゲストルームや離れ家があり、

もちろんバーベキュー用のテラスやサウナも充実。

(なんとサウナルームは2つありました)

 

 

島の散策は心地よく 朝・昼・夕と景色を見ているだけでのんびり充実の一日でした。

 

※もっとも持ち主は風が強い日や波が高い日はボートを

 

出すことができず不便だけどねと笑っていました。

夏至、休暇シーズンでもあり 各地でさまざまなイベントにも出会いました。

クラッシックカーや古い消防車のパレードには興奮しましたね。

充実した買付もでき、

フィンランドでは久しぶりに夏のイベント「Fiskars&Billnas」にも行きましたし、

スウェーデンではじめて行ったエリアで出会ったアンティーク商は

とても魅力的な人でとても嬉しかったです。

 

今回は海上輸送で送った商品が多く 届くまでには

2か月ちょっとかかりますが お店でご紹介できるのがとても楽しみです。

※2023年春に出来たばかりのフィンランド南部の港町にある現代美術館「CHAPPE」にも行ってきました。

 

 

                                       2023.7.21

番外編 1.

DEN、SWE、FINでも宿の近くにあるベーカリー&カフェ巡りはしました。

あちらではコーヒーとともに、必ずといっていいほど、ほとんどの方が

パンやお菓子(ケーキ)をいっしょに食べています。

 

 

 

番外編 2.

フィンランドでお世話になったお家で教えて頂いたハチの巣対策!

なんでもスズメバチは他のチームが巣を作っている場所には近づかないらしい。

その習性を利用した偽ハチの巣、軒下やハチが巣を作りそうな場所に

飾ると良いみたい・・・。本当だろうか?!

でもとっても可愛い♪

 

フリーマーケットで同じようなものを見つけたので購入!

只今、検証中です。

2023年北欧、早春 Semlaセムラの頃

 

 

2023年2月下旬からスウェーデン、フィンランドと回る日々、久しぶりの寒中の渡欧買付です。

 

以前は毎年この時期にストックホルムで開催されるアンティークショーにあわせて行っていましたので、

寒さや雪には慣れているつもりですが、ここ数年のコロナ禍でアンティークショーも 中止や時期をずら

しての開催、規模縮小など本来の開催ではなかったので、2月の渡欧は4年ぶりでしょうか?

 

暖冬、暖冬とここ数年雪が少ないハズ?!だったのですが 今年に限ってはヘルシンキ周辺もストックホルム

郊外もたっぷりの雪・・・、2末から寒の戻りだったようで 北欧らしい?雪景色を楽しむことが出来ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて新年からイースター頃にかけて、スウェーデンでこの時期の楽しみといえば「Semla セムラ」です。

明確は時期のきまりはないようですが、だいたい日本でいうバレンタインデーのチョコレートシーズンから

ひな祭りあたりがピークでしょうか?カフェやベーカリー、スーパーマーケットのスイーツコーナーまで

街中、各店の味を楽しめます。このセムラを見るとスウェーデンの人々は寒い冬のおわりを感じ、春の訪れを

感じるようですね。

 

今回は空いた時間をつくってはリサーチ、 セムラ巡りです。お気に入りのお店を見つけたり紹介してもらったり、

今までになく セムラを楽しんできました♪

 

もしスウェーデンのへこの時期にいかれるかたは、ぜひぜひ各店の味を巡ってみて下さいませ。

 

 

 

 

 

 

もちろんセムラは空いた時間であって本業の買付もしっかり、行ってきました。久々のアンティークショーでしたが

予想どうり、コロナ禍の影響で規模は以前より小さくなっているような感じでした。来場者も多いですが減っているような。

以前感じた熱気は少し薄くなっていました。しょうがないですね、また熱気が戻ってくることを楽しみにしています。

 

小さくなったと言っても十分な規模、お目当てのものが見つかったり見つからなかったり、いろいろですが

久しぶりのショーも とても勉強になりました。

その他、同時期に他の会場で開催していた大規模フリーマーケットやお気に入りのショップ、取引先をまわったり

はじめて足を延ばすエリアへ行ったり、雪の中でも動き回った日々でした。

 

 

 

 

 

 

いつもお世話になっているフィンエアーも100周年、ここ数年はコロナ禍で大打撃でしたが

今回は沢山の搭乗者で 行きも帰りもほぼ満席でしょうか。以前に戻りつつあります。

今はコロナ禍の感じはなくなりましたが、以前出口が見えないウクライナ・ロシア問題、

帰国した数日後にフィンランドのNATO加盟が正式に決まりましたが、本当に安全安心の日々までは

まだ時間がかかりそうですね。今年中には、解決に向かってほしいと切に願う2023年早春でした。

 

 

 

15.Mar .2023

 

 

 

 

 

2022年北欧、秋・色づきはじめる頃

2022年秋、9月中旬から10月にかけSWEDEN、FINLNADを周りました。そろそろコロナ禍も終焉を向かるかな?

というタイミング。日本もいよいよ鎖国政策?!が解除されようとする時期で、前回・前々回に比べると

かなり渡欧しやすい環境になってきました。しかしまだ感染者数と言う意味ではコロナ禍の真っ只中、らくになった

とはいえ  それなりに気は張ります。

 

さて今回、日本の空港(成田)は旅行客はもどってきたという感じ。しかし、まだまだ完全復活にはほど遠い状況で

空港内はもちろん、日本往復便は機内はマスク着用が義務づけられます。それに比べると北欧の空港はどこもノーマスク、

EU内の航空便は機内でもマスク着用の指示はありません。よって私が搭乗した北欧内の移動便は ノーマスクのほぼ満席、

100%近い搭乗率でした。

 

※日本発着の往復便は 3列座席シートの真ん中が だいたい空いていましたから、60~70%の搭乗率でしょうか?

 

 

そんなコロナ禍も終わりが見えてきましたが、それよりもやっかいなロシア・ウクライナ問題は出口がみえない状況、

SWEもFINも人々は普段通りの生活をしているように見えましたが、少しお話を聞くと「以前より緊張感・シリアスな

状況にあることは間違えないよ」と。特に国境を接するFINは 「毎日が不安!」という声も聞きました。

数日の滞在、通り過ぎるだけの買付ではわからない 日々の不安があることは 間違えないようです。そんななかでも

あちらで接した皆さんは、とてもwelcomeで優しく受け入れてくれました。だから緊張や注意することはあっても

 嫌な思いもすることなく 安心して周ることが出来ました。

 

今回は、SWEとFINあわせて約3,000kmを ぐるぐる走り周りながら 「古い木のもの」を中心に買付してきました。

すごーく遠くまで行ったのに 何も見つけることが出来なかったり、思いのほか高かったり、 ガソリン高に悩まされたり?!

腰痛になったり、いろいろありましたが  新しい取引先との出会いがあったり、 行って自分の目でみることの楽しさを

感じた日々でした。

 

 

 

 

 

 

 

黄色に染まる木々には ちょっと早かったですが、それでも たくさんの美しい景色に出会ったり、

くつろぎの時間を過ごすことが出来ました。

なかでも滞在先のSWEもFINも 薪のサウナ使い放題!には感激。FINはホテルに泊まるときは ほぼどこも

ついていますが 安宿にはついていないことも多く、その場合は街のサウナへ行きます。

そうすると10€から20€は かかりますから、たまの街サウナはいいけど毎日となるとちょっと辛い。

だから とっても嬉しかったのです。おかげで毎日たっぷり汗を流して疲れをとりリフレッシュ、

長距離運転も乗り切ることが出来ました。

 

 

※SWEもついている宿泊施設はありますが、とても少ないと思います。

 

 

 

 

 

ぐるぐる回る日々も途中に街のランドマーク、美しい教会を見つければ立ち寄ります。

とくに信者ではありませんが やはり落ち着きます。 似たような建物もありますが

それぞれに立派なつくりには 遠くからでも一目で「あっ、教会だ!」とわかります。

国は違えど、むかしから人々の生活の中心に集い、祈りはあったのでしょうね。

 

 

 

今回は初めて訪れる場所が多く、都市部に行くことはありませんでしたが、皆さん

とっても温かくて親切に接してくれて、ますます北欧好きになった2022年秋でした。

 

 

30.oct.2022

 

 

 

 

 

 

 

※2022年秋、SWE南部の小さくて可愛いB&B、家族的なおもてなしで とてもリラックスした時間を過ごしました。

2022年北欧、春・イースターのころ

 

 

2022年春 ちょうどイースターの頃、まだまだ寒く雪が降ったり、凍ったり、

暴風雨になったと思ったら晴れてきたり、不安定な天候となった今春、

コロナ禍は少し落ち着いてきたかな?!のタイミングで渡欧しました。

 

 

デンマークやスウェーデンはビックリするくらいノーマスクです。

空港でも職員はじめ旅行者もでもマスクしているひとは少なく、

もちろん街中ではほぼしている人はいません。

「コロナ?、いつのお話?!」っていう感じ (^^;

が、同じ北欧でもフィンランドはちょっと違い、まだまだマスクしている人が多く、

空港ではアナウンスでマスク着用を呼びかけられるし、空港職員・旅行者も皆さんマスク着用です。

空港内では閉まっているお店も多く、国からもマスクが推奨され、少し日本に似ている印象でした。

 

※フィンランドでは4月中時点、30%~50%くらいの方がマスクしている印象でしょうか?

室内ではもう少し高く40%~60%はしてたかな。(個人的な印象です)

 

 

 

 

 

今回はデンマークの端の方までフェリーで行き新しい取引先と商談、

そして近くの街で開催されていた大きなフリーマーケットでの買付、

スウェーデン南部ではいつものルートをグルグル回り、

フィンランドでantique & retroフェア、馴染みのお店、

そして白樺ガリナさんにご挨拶といった定番コースでした。

 

 

※デンマークのフリーマーケット&アンティークショーではレトロな車やオートバイも。

日本車人気の高さには驚きます。

 

 

 

ちょうど今年のイースターは4月17日ということで、

 お店も休みになるところも多く、不規則な営業時間に

(PCR検査の病院や交通機関もイレギュラーな営業時間に)

戸惑うこともありましたが、寒い冬がおわり 暖かいシーズンを迎えるよい時期なので

出会う人々が皆さん明るく、とっても歓迎してくれて 、

よいタイミングで渡欧できたなぁと感じました。

 

 

 

 

慌ただしく動きまわる日々でしたが、

新しい出会いや優しい人々、

そしてホッとする景色など癒されるのも北欧のいいところ。

 

親しくなった方のご自宅へお邪魔してお茶をごちそうになったり、

近くの小さな山へハイキングにいったり、どこの街にもあるランドマーク的な教会へいったり

少しでも時間あれば その街を楽しみます。

 

 

※この時期の日本にいたら考えられないくらい 皆さんウェルカムしてくれました。

 

※まったくインテリアやデザイン関係のお仕事ではないご家庭でも

すごく素敵なご自宅、お家のなかにはびっくりします。

なにも気負っていない、自然な暮らしのなかのしつらえです。。。

 

 

 

私はこのコロナ禍になってから3回目の渡欧です。(2020年初秋、2021年初秋、2022年春)

毎年1回は、コロナ禍のなかでも渡欧入国、日本へ帰国しやすいタイミングを

考えて買付にいっていました。

年々おさまっていくコロナ禍で、

北欧の2022年の春・初夏はかなり平常に戻りつつあるのことを感じました。

 

がしかし、それ以上にやっかいな問題ごとが今年はおこっています。

もちろんウクライナとロシアによる戦争です。もうコロナどころではありません。

北欧諸国はロシアとも近く、それぞれの国には歴史的に深い物語、関係があり

暮らす人々も簡単に語ることができない複雑さがあります。

私も何人かの方々にその話、現状について少し聞きましたが、

今まで明るく話していた方々でも、皆さん声のトーンが落ち小声になります。

もうそれだけで、複雑な心情が私にも感じ取れました。

 

戦争はだれもが反対、ウクライナ支援は共通するところ。

このタイミングでのNATO参加は理解できる、賛成。

しかし、でも・・・、複雑ことも。。。

 

 

私は日本のTV報道で知る情報にプラス、

現地での報道のしかたや人々の感情を少し肌で感じた程度です。

あたりまえことしか言えませんが、

本当に一日も早く戦いが終わること、願うばかりです。

 

※トップの写真、現在のフィンエアー飛行ルート、

北極点を通過した証明書頂けます。

マイナスなことも、活かすアイディアとたくましさ。

 

 

 

 

 

 

 

P.S.1

北欧諸国はウクライナ支援に国民自主的に動きます、もちろん政府の難民受け入れも積極的です。

特にスウェーデンは国旗カラーが同じことにも関係ある?!スウェーデン国旗掲げるのと同じように

ウクライナ国旗を掲げるお家もちらほら見かけます。

 

 

 

 

 

P.S.2

日本で どんどん新製品が出ているように北欧でもノンアルコール飲料が盛ん。

どちらが進んでいるのかわかりませんが、とりあえず試してみます。

 

※よく目か?!なんとなくデザインもカッコよく見えたりします(^^;

 

 

 


2021年北欧、晩夏初秋のころ

 

2021年も 昨年に続きコロナ禍一色の、モヤモヤの晴れない重苦しい春夏です。

海外どころか国内旅行も躊躇われ、収まるどころか ずっと続く緊急事態宣言に

出口がみえない苛立ちとあきらめ感、何を信じれば良いのか?!

日本国内中で 皆がスッキリしない日々が続いていました。

 

 

「どうしたものか?!」

 

毎年、2回から4回ほどの北欧各国への買付仕入れ、リサーチが当店の源泉であり、

やりがいですから 少し無理をしてでも渡欧しないことには進まないし、こればかりは

自己責任で許される制限内の行動が必要だと思い、昨年

同様に入国制限が緩和された7月末以降にスウェーデンへ行くことにしました。

 

 

※本当は3か国、いやフィンランドを含めた2か国は行きたかったのですが、この7末から

8月の時点では、「日本からのダイレクト入国のみが許可」されていて、日本国籍・在住者

であっても他国からの入国は認められないことだったので、コンテナ手配の関係上スウェーデン

のみの渡航となりました。しかし、渡欧したときに感じたのは「行けたかも!?」

でした。

(実際に渡欧している期間にまた制限が変わり フィンランドも条件付きで緩和されたようです。)

 

 

本来、昨年よりさまざまな制限や渡欧に際しての規制が緩和されているハズの、そう

なると信じていた今年の夏ですが、むしろ厳しくなった規制とPCR検査陰性 陰性証明書

が必須となり 準備は昨年よりあたふたとした出国前準備だったのです。。。

 

 

 

 

日本出国時も、フィンランドでの乗り継ぎ時も昨年にくらべてさまざまな規制が厳しくなっているものの、

ヘルシンキや到着したストックホルムの空港では(写真にないですが)あきらかに昨年よりも旅行者が

多くなっていて活気がもどりつつある印象もありました。

 

 

※ちなみにスウェーデン入国には48時間前までのPCR検査陰性証明書が必要ですから、私は出国前日に

検査、即日証明書を発行してくれるところを探して探して2週間前には予約してめでたく陰性の英文証明書を

発行して頂いたのです。 かなりの出費 (-_-;)

 

日本出国の搭乗時はかなり細かくその陰性証明書とスウェーデンの入国条件を照会されて搭乗したのですが(もちろん不備無し)、

フィンランドの乗り継ぎのEUへの入国では、陰性証明書をさらっ~と見る程度・・・

それにスウェーデン入国時は見せることもなかったですです(-_-;)

 

 

日本出国での検査を信頼しているのかな?それともFINやSWEはおおらかなのか、コロナ禍が収まっているのか・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が今回拠点にし お世話になったのはスウェーデン南部、大きな農家さんのご自宅地下室、ファームステイです。

とっても優しいファミリーとフレンドリーなワンちゃんに癒される日々、またぐるりと360℃広がる田畑は

毎日飽きることなかったですし、なんといっても帰宅すると走って近寄ってくる犬ちゃんたちは家族にように

歓迎してくれ 疲れも忘れてしまいました^^ (実はこのフレンドリードッグのほかに2匹いて 全部で4匹に囲まれていました(^^; )

 

 

この農家さんのおうちの周りは、何もないけど「コロナ禍なんてどこのお話?!」と思うほど 平和で穏やかな日々でした。

おおきな風車があったり、刈り入れされた牧草が秋の気配を感じたり、朝夕にみる陽ざしから 私にとっては大きなエネルギーを

もらい ここに滞在しただけでも来てよかった!と心底思ったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

そんな癒しの滞在先を拠点に、東西南北3,000km以上走り さまざまな場所、取引先で買付をしました。

探していたものが見つかったり、思うように集まらなかったり、大雨や思いのほか寒かったり

いろいろありましたが、やっぱり来てよかった!

 

 

そして帰国前はストックホルムにて、大先輩やお友達と久しぶりに再会。

まったく雑貨や家具、インテリアと違う分野で活躍する皆さん、

この2年 コロナ禍での生活は大変だったようですが、ワクチン接種も2回終了してて

落ち着きつつあるスウェーデンのコロナ禍に 少しほっとしているようでした。

 

 

まだまだ安心とはいきませんが、日本も少し出口が見え始めたかな?!という感じ、

早く自由に、余計な心配なく渡欧できる日がくること 切に願う 2021年晩夏初秋の買付でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ 番外編 1 ]

 

スウェーデンは今、首都ストックホルムをはじめ 皆さんほぼマスクをしていません。

99%の人はしていないのではないでしょうか?都心部でも地方でも。(私がみた印象)

 

それが良いのことなのかどうなのかは、私にはわかりません。

スウェーデンでは国も自己の判断にまかせているようです。

※一時期、感染拡大時はマスクをするように規制があったようですが。

 

しかし自己判断というところにポイントがあるような気がします。

自分で決めることが出来る国、自己が尊重される国、自己リスクをとる人々。

もちろんいろんな意見はあるようですが、少なくとも国がどうとか政府が

どうとかと、批判する人は少ないようです。

 

 

日本は今、どうでしょう?

自由のようで、自由ではないような。自分で決めることが出来ない国、

いつも批判、文句ばかりいう人々、自分になってしまったような・・・

 

 

先進国、本当の豊かさってなんなのだろう?!

考えさせられますね、このコロナ禍は。

 

 

 

 

 

[ 番外編 2 ]

 

この渡欧で、計4回のPCR検査をしました(^^;

もちろん、すべて陰性です。昨年は帰国時に羽田空港の1回だけでしたから、

昨年に比べらたら、今回はかなり厳しい制限規制(費用的にも)です。

最初はかなりドキドキしていましたが、少し慣れっこ?!になってしまいました。

 

※昨年、帰国時のPCR検査ブースにはレモンの写真と梅干の写真が貼ってありましたが

今年はレモンだけになっていました!梅干し、海外の方から見たら意味わかんないですものね (^^;

 

 

 

 

2020年北欧、初秋のころ。

2020年10月、帰国する日

 

 

2020年9月末の羽田空港、国際線ロビー

 

 

 

 

乗継のフィンランド、ヴァンダー国際空港パスポートコントロールおよび搭乗ロビーのショッピングモール

 

 

 

 

スウェーデン、アーランダ国際空港搭乗口。完全防護の旅客も(中国からの旅客)

 

 

2020年は、異常なそして特別な年です。

日本のみならず、世界中を震撼させているCOVID-19によって渡航が出来ない、厳しい規制がしかれた3月以降、

私たちにとって悩まされる日々が続きました。

 

 

先の買付は今年初春の2月中旬で、帰国後は あれよあれよという間に 感染拡大の一途。

誰もが想像しなかった信じられない年の始まりになりました。

 

 

 

当店のような小さなお店であっても 、渡欧による商談、買付、リサーチは お店の大切な源泉であり、

やりがいであり、生命線です。そしてそこで得る日々の出会い、人との結びつきこそが大きな財産に

なっています。

商品手配だけを考えれば、現地にルートは有りますから 渡欧しなくても送って頂くことは可能です。

もしかしたらその方が コストは抑えることが出来るかもしれません。

 

 

 

そこがとても大きな悩みになりました。このコロナ禍では自粛が求められ、とくに海外渡航への目は厳しい。

少なくなっていく商品在庫を見ながら、「どうしよう?どうしようか!?」と毎日のように悩んだ5月、6月、7月。

 

 

そして悩んだ結果、「8月のお盆休みを挟んで渡欧しよう!」と7月に決心し、チケットや宿を手配。

がしかし数日後、フィンエアーからは「減便により日程を変更してほしい」と連絡があり、

それは仕方ないから 当初計画より少しずらして再手配。

 

それからまた数日後、今度はフィンランドが7月末から「日本からの入国を制限(原則禁止)」に

なってしまったのです。。。

 

 

 

この時点、スウェーデンは日本からの入国は大丈夫でしたから、

(デンマークも入国OKですが ここもまた細かい条件が・・・)

 

「オープンマインドな?!スウェーデンだけでも行こうかな?!」と、ここでもまた悩みましたが

「やっぱりフィンランドも入国したい!」と思い、ここは自分の中で賭けをして 一か月後の8月末から9上であれば

緩和されるだろうと予測し 9月末出発、10月中戻りでスウェーデンとフィンランドの航空チケットのみを手配。

 

宿の手配は「ギリギリまで待ってフィンランドが解禁にならなければ、ずっとスウェーデンにいよう」と。

 

 

そして8月末、

フィンランドが日本からの入国を承認、制限解除となって 9月末から10月にかけて渡欧したのでした。

 

 

 

※北欧諸国では 日本からの渡航が9月には解禁になり ビジネス渡航じゃなくても入国出来るようになりました。

(正確には各国微妙に違いますが、7月からオープンになったり、クローズしたり週替わりで国境規制が変わりました)

 

 

 

しかし私がスウェーデンに滞在中、

ヨーロッパ各地でまた感染が拡大し フィンランドは10月上に また国境を閉鎖してしまったのです・・・

 

その規制とは「ヨーロッパの ほぼどの国からも入国禁止」、

入国出来る条件は「フィンランド在住者、または親族がいて会わなくてはいけない用事があること」

 

それ以外は「フィンランドへ行くことが必要な大切な用事があることを証明出来る書類や許可証を持っていること」

でした。

 

※この規制でも、日本から直接の入国は大丈夫だったのです。

が、私はスウェーデンからの入国ルートでしたから足止め。

 

 

 

その国境規制変更を 私が知ったのが10月上にスウェーデンからフィンランドへ行こうと

ストックホルム空港で搭乗手続きをしようとした空港カウンターでした。

 

 

空港カウンターのお姉さんが

「あなた何のためにフィンランド行くの?!」

 

「日本でインテリアショップをしていて、雑貨・家具などの買付の為です。」

 

お姉さん

「それを証明できる書類や証明してくれる人いる?!」

 

「えっ・・、あー、うぅぅ・・、仕事で会う約束はしてるけど書類や証明書は持っていないです。」

(私はスウェーデンの家具屋さんとの商談書類やアポイントを証明出来るものは持っていましたがフィンランドは

持っていなかった・・)

 

お姉さん

「じゃ、フィンランド行っても入国できないわ!だから搭乗はできません!!」

 

「・・・・。」

(かなりあせりを感じましたが、行けなければしょうがない、このまま日本へ帰ろかな。。。が、ここで ない頭脳をフル回転)

 

「フィンランドで商談を約束している人がいます、その人に今電話しますからお話して下さい!!」

 

 

そして私はフィンランドの知人に電話し事情を説明し(実際に商談の約束はしてる)

空港カウンターのお姉さんと話して頂きお姉さんには納得していただき無事、

フィンランド行きの飛行機に搭乗することが出来たのです 。

 

 

 

そしてフィンランド到着、フィンランド入国審査。

ここがさらにスーパーハードな状況に・・・

イミグレーションでは やはり質問責めに。

そしてストップ、パスポートを取られて別室へ(・_・;)

 

 

この別室待合室みたいところには 足止めをされた さまざまな人がいたのだけど

なんとなく胡散臭い人が多いような?!

そう見えるだけだと思うけど、やはり私も胡散臭い東洋人が入ってきたぞ!と思われたかな・・

 

 

そして、私の番です。

先ほどスウェーデンの空港で電話したフィンランド知人との関係やその関係の裏どり

(本当に私の言っていることが正しいか その知人の職業歴や経歴、住所などすべて調べるんですね・・)

もちろん私のこともいろいろ聞かれました。

 

 

 

結果、私の言っていることに嘘はないことが

証明、確認されて無事フィンランド入国が許されたのです ^^

 

 

最後に フィンランド国境警察の人から

「あなたがスウェーデン滞在中に規制が変わりました。今は一週間か二週間単位で規制が変わり、誰にも予測出来ません。

大変な思いをされましたが、気をつけて仕事、旅を続けて下さい。そして無事日本へ帰国して下さい。」

(嬉しくてホっとして 涙が出そうに・・・)

 

 

 

フィンランドでは毎日ミーティングすることになっているし、私の滞在先は申告しているし、

日本同様、密をさけることを十分に注意されているから 出来る限りおとなしく?!フィンランド滞在をしたのでした。

(よってインスタなどの投稿はほぼ出来ませんでした(・_・;)

 

 

※この空港カウンターやフィンランド入国審査では 私の英語力で通用するわけもなく ・_・; 

グーグル先生に大いにお世話になりました  ^^;)

 

 

 

 

 

帰ってきた日本では 帰国後 の検査、陰性でも2週間の行動制限があり、なかなか厳し規制です。

でもそれも承知で渡欧したので 帰りの交通機関もバス・電車は使わずレンタカーで帰宅。

そしてしっかり自粛、毎日健康状態を申告したのでした。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家具屋さんのショールームや倉庫、新規開拓など。

 

 

 

 

さまざまなところで買付した家具やカゴを一か所にあつめて 皆さんに手伝って頂き詰め込みました。

 

 

 

ストックホルムの観光地、旧市街は ガラーンとしています。人はいてもマスクしていません・・・

 

 

 

スウェーデンもフィンランドも、変わらない素敵な風景と日常はありました。

 

 

※おまけ

 

 

帰国後、空港ではしっかりPCR検査をし陰性判定を頂きました。

凄く時間がかかるかな?と覚悟はしていましたが2時間弱で すべて終了

 

 

ちょっとドキドキ、緊張して なかなか唾液がでませんでした ・_・;)

 

 

検査の個別ブースに、梅干しとレモンの写真が貼ってありました・・・

 

外国の方、梅干しをみて どう思うのだろう?

2020年北欧、初春のころ。